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株式会社アルプス警備のよもやま話~第17回~

皆さんこんにちは!

 

東京都昭島市、八王子市を拠点に多摩地区において第2号警備業務を行っている

株式会社アルプス警備、更新担当の富山です。

 

 

 

雨天・災害時における交通誘導業務の難易度と安全対策について

 

 

 


1.はじめに

 

交通誘導警備業務は、気象条件に関わらず実施される社会的に重要な業務である。特に雨天や強風時などの悪天候下では、視認性や安全性が著しく低下するため、通常時よりも高度な判断と慎重な行動が求められる。

本稿では、悪天候下における交通誘導の難しさと、それに対応する安全管理体制について報告する。


2.悪天候下における業務上の課題

 

(1) 視認性の低下

雨天時は、降雨やヘッドライトの反射、霧等により視界が不良となる。特に夜間は誘導灯や反射ベストの視認距離が短くなり、ドライバーに対する指示伝達が困難になる。これにより、車両接近への対応が遅れるリスクが高まる。

(2) 足場環境の悪化

雨水による路面の滑り、ぬかるみ、排水溝の蓋などは転倒・転落の要因となる。警備員自身の安全確保のため、立ち位置・姿勢の安定化が不可欠であり、防滑機能付きの安全靴や防水ウェアの着用が必須である。

(3) 聴覚情報の制限

降雨音や強風により車両走行音が聞こえづらくなるため、聴覚に頼らない「目視による安全確認能力」が重要となる。特に、交差点や工事現場などの複雑な交通環境では、複数方向の安全確認が求められる。


3.安全確保における主な対策

 

  • 高輝度LED誘導灯・反射素材を用いた視認性向上装備の使用

  • 防水仕様の警備服、防滑ソール付きシューズの採用

  • 無線機による情報共有、複数人でのチーム体制による監視強化

  • 業務開始前ミーティングによる危険箇所・気象情報の共有

これらの取組により、悪天候時でも安全かつ円滑な誘導を実現している。


4.求職者に伝えたい職務の意義

 

交通誘導は単なる「立ち仕事」ではなく、人命を守る社会的責任を伴う専門業務である。
特に悪天候下での勤務は厳しい環境下における冷静な判断力を養い、チームワークの重要性を実感できる機会でもある。
安全確保に直接貢献することは、警備員として大きな誇りと達成感を得られる仕事である。


5.まとめ

 

  • 悪天候時は視界・聴覚・足場のすべてが通常より制限される。

  • 適切な装備・連携・観察力が安全維持の要である。

  • 雨天業務を通じて得られる経験は、警備員としての成長と信頼につながる。

 

 

次回もぜひご覧ください。

 

 

 

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